飛ぶぺんぎん

わたしは むかし

 

空を飛んだことがある

 

ほんの一年にも満たない

 

短い間だったけど

 

今でもその時のことを

 

忘れない

 

その人との出会いは

 

偶然ではなく

 

必然だった

 

その人は

 

私ががむしゃらに

 

頑張っているのを

 

止めなかった

 

ただ 見守って

 

「好きなように飛べばいい」

 

そう言ってくれた

 

どこまでも飛べる気がした

 

静かで

 

力強くて

 

柔らかで

 

常に前を向いていて

 

目差す先を知っている

 

そんな人だった

 

その人の背中に乗って飛ぶ

 

そんなんじゃない

 

一緒に飛んでいる

 

そんな感覚でもない

 

ただお互いに共鳴しあって

 

互いが高くまで飛んでいける

 

そんな感じだった

 

 

 

今 つばささんは

 

あの景色を見ているのかな

 

一歩一歩

 

堅実に進む人だから

 

もっと別の景色が

 

見えているのかな

 

今 わたしは

 

UTOPIAを聴きながら

 

高く 高く 高く

 

また

 

あの景色まで

 

飛べるような

 

そんな気がしている

 

 

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