キンモクセイの香り

だんだんと遠くなる空に

小さなオレンジの花が たくさんたくさん

甘い香りが歌い始める

夏の終わりのキンモクセイ

 

祖母はこの花が好きだった

 

わたしはいちばん末っ子で

ずっと祖母と過ごしてた

学校から帰ると

迎えてくれたのは祖母だった

 

 

だんだんと優しくなる風に

小さな白い花が たくさんたくさん

溶けてしまった雪を想う

冬の終わりの ユキヤナギ

 

祖母はこの花が好きだった

 

わたしはいちばん泣き虫で

いつも祖母を困らせた

泣いてる私の

頭をなででくれたのは祖母だった

 

 

だんだんと鮮やかになる空に

かわいい白い花がたくさんたくさん

風の優しさ散りばめた

春の終わりのかすみ草

 

祖母はこの花が好きだった

 

わたしはいちばん甘えたで

いつも祖母にくっついて

そんな私に

やさしい笑顔をくれた祖母だった

 

 

だんだんと大きくなる私に

やさしい時間を たくさんたくさん

手の温もりと笑顔が私に残るように

この先も心を強く

進めるようにと残す種

 

私は祖母が好きだった

 

わたしはとても小さくて

祖母はいつでも優しくて

小さな愛をいくつもいくつも

私の心に植えてくれた

 

私の花は咲いていますか?

私は優しくできていますか?

私は強く歩けていますか?

 

祖母から貰った花の種

足りなくなったその時は

また会いに行こうかな

 

祖母が好きだった

小さな花たち

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ん~~~まだ推敲の余地ありますな

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